好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

悲喜交々(ひきこもごも)の3月

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別に街路樹(あかぎ)の写真を撮ったわけじゃない。。となりのビルの店舗。貸し出しの貼り紙。ここもか・・・。ここ数ヶ月、街中を回るたびに、あっちの店もこっちの店も閉まって「貸し出し」の看板が出てるのが圧倒的に目立つ。目に余る「不況」だ。
特に3月に入って街にまったく活気が感じられない。異常天候のせいばかりではない。入試、卒業式を迎えている家庭。会社やお役所の人事異動発表、異動先をみて愕然とする人も多いだろう。辞表をたたきつける決断の人も、意気消沈しながらも引越し準備をする人も。個人事業主青色申告、法人は3月末決算も多く成績表(損益計算書)に青息吐息の企業が圧倒的に多いだろう。職探しに疲れきって先の生活にもメドすら立たない人たち。これからの就職先を必死に探しても探しても決まらない新社会人たちの悲鳴も・・・。花が一気に咲き出すこの時期に、悲喜交々の現実も無情に花開く。
 
店に戻ったら、なにかが違う。玄関先に陽当てで出しておいた鉢植類が・・・なんだか青々と、ふさふさとしている。枯れ葉や枝が消えている。・・・そうか、お隣の大家さんが同じ種類の木の植木に入れ替えてくれていたんだと気がついた。ある人が言った。お店で嫌な客などを追い出した後は掃除でほこりとともによどんだ空気も一緒に外に吐き出せと。植木もその嫌な空気をすってくれるが代償として自らも枯れていくのだと。植木も外に出して新しい空気や陽の光をあげなさいと。・・・なるほど、一理あると思った。
気分を切り替え一歩一歩目先のことを解決していくしかない、3月の悲喜交々。