紳士

今日は「Aquarius」と「Legend of the seas」の2隻の客船に助けられた。空港一度も行かなくて一日が終わったのは初めてだ。

えっ、こんなところで手が？ここの通りは結構頻繁にﾀｸｼｰが流してるはずなのに？ﾉｰﾀｲの黒ｽｰﾂに身を包んで細めで長身の紳士、が、かなりのご高齢とはみてとれる。

「先にちょっと○○通りのﾄﾞｺﾓに寄ってくれますか。そこで1分、1分だけ待っててもらって、用事はすぐ終わりますから。そのあと西町のｼﾞｽﾀｽに行きますので」

○○通りのﾄﾞｺﾓ到着・・・しばし待つ、戻ってきた・・。

「まったく、(携帯)加入するときはあんなに熱心なのに、あとはいい加減ですね。あれはﾀﾞﾒですね～」

(用事が1分で終わらなかったのは・・・なにかちょっとﾓﾒたのかな？)

「そうですか・・・ま、釣った魚にはｴｻはやらないといいますからね～」

ｽﾑｰｽに裏道、大通りを抜け、ｼﾞｽﾀｽに到着。

「いくらになりますか？すみませんね、目がちょっと悪くて見えないもんで・・・」　

(料金ﾒｰﾀｰのﾊﾟﾈﾙに太陽の光があたって見えないのかな、ﾊﾟﾈﾙに手をかざして陰にしてから)

振り返って後部座席の紳士に、「1100円になります。・・・あ、下に何か落ちてます・・足元に・・」手を伸ばして白い箱を取って渡した。(あれっ、あれっつ)「仲井真知事ですか？すみません、今気が付きました」　

ﾆｺﾆｺしながら降りて行った。なんか、普通のおじさんと会話するようにこっちも言いたいこと言ってた気がするななぁ・・・ま、いいか。

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