好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

キャンプ・シュワブ

高台から日本軍の機銃掃射が容赦なく打ち込まれる。両側は崖でそのあい中の谷で味方の部隊は身動きできない。首里はまだ遠い浦添市屋富祖南東の戦い。身動きできない部隊はそのままでは全滅だ。火炎放射器一等兵の彼は飛んでくる銃弾の方角からその位置を予想し谷から地表に躍り出て一気にその高地を焼き払った。危機を脱しその高地を奪還したがその時新たな方向から別の機銃掃射が飛んできて味方に犠牲者が出た。火炎放射器の残り燃料がわずかと知っていたが補充する時間もなく、彼は躊躇なく一気にその高地へに敢然と飛び込んで焼き払っい部隊の窮地を救った。が、その時股関節に銃弾を受けそれが元でほどなく亡くなった。3歳の子を本国に残し24歳の若さで戦死。彼の名はアルバート・シュワブ一等兵
戦後、沖縄に在する米軍基地の名称はそういう英雄たちの名前が付けられている。

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年の暮れと月曜日と朝から降り続く雨で道路の渋滞が半端じゃない。しかし、大型客船「QUANTUM」に助けられた。4回目のお客さんは近場の大型デパートまで。デパートでお客を降ろした途端、二人の若い白人がためらいながら小さく手を上げてきた。兄妹だろうか。どうぞ、いいですよ。さて、どちらへ?「キャンプ・シュワブ、行けますか?」 えっつ、シュワブ!キャンプ・ハンセンでもなくキャンプ・コートニーでもなく・・・一瞬頭の中が混乱、どこがどこだったか・・・え~と、念のため確認しよう、「辺野古海岸前のシュワブですか?」 若い兄らしい方が「はい」と日本語で。「長距離ですね」、「はい」と。
イメージ 2ひぇ~、初の辺野古だ、キャンプ・シュワブだ、(今話題の普天間基地移転先のキャンプ(基地)ですよ~)、雨の1時間近くの長距離ドライブだ~。
ものものしい警備員に、中!とゲートを指さすと、OKと手を回す。フェンス内に入り基地のゲート前でお二人を降ろす。ゲート前の道路はTVでよく中継される基地移設反対派の皆さんが雨の中座り込み。
キャンプ・シュワブか。久しぶりに埋め立て沖が見える海岸公園に寄って見るか。ユウとここに来たのは偶然だけど2年前(2013年)の昨日12/27。確か12月なのにカー・エアコンクーラー付けてた(笑)
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