好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

懐かしの英国

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イギリスから超ロング航海の「Baltimor」(4.3万トン)初寄港。待機、全くお客さんの動きが悪い。こりゃ、今日は最悪、諦めかな。しかしここまで来たらどうなるか結末をみてやるか。しぶとく待機。
トントンドアのガラスを叩く者が・・・黒スーツをビシッと決めたいい男が。「お、つとむか」 那覇港湾組合の副理事、実質実務のトップ(すぐ上の上司は県知事)
「初寄港だからしょうがないけどさ~(歓待のセレモニーが埠頭で行われる)、それにしても今日は下船客の動きが悪いな~」、「だよな~、明け方船内で病人が出て緊急搬送などもあってねぇ」 そうなのか、雑談してると、おっ、お客さんらしいのが近づいてきた。「じゃ」と去って行ったつとむは、貫録がついたな。
で、そのあとどうなったかって?車いすと酸素吸入器をかかえた大柄な旦那さんと奥さんの英国夫妻。通訳(つとむの部下かな?)がいろいろ聞いてこっちに伝え始めたが、まどろっこしいんで直接こっちが英語で答えた。結果~、2時間フリー観光~決定!英国ならいろいろ話題も尽きない、薬屋を案内し、M'cのランチも一緒にごちそうになり、ショッピングを案内し(おつりの小銭はチップで頂き)、琉球歴史や沖縄戦や屋根の上のシーサーなど説明しながら気ままに市内をドライブ。無事時間内に帰船。(酸素吸入器のバッテリーの時間内に)
降り際は車いすの旦那さんが身を乗り出して握手を求めてきたよ。一応、少しは役に立ったかな~。
今日は、諦めるか、の開き直りが終わってみれば大台!