好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

怪談、涼しく

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甲子園、炎天の続いた日から一転グランドに水が溜まるくらいの突然の土砂降り。中断。これは沖縄でもよくみられるスコールだ。整備に手間はかかるが再開できるだろう。ちょっと涼しくなっていいか。

コロコロと木琴を叩くような玉すだれの音。「Kちゃんが帰ってきた」、「嫁が帰ってきた」、「これは主人」。すだれの音で誰かがわかる。おばあちゃんと2Fに居住する嫁はどちらがKちゃんの愛情を勝ち取るか競っていた。そのKちゃんがあっけなく交通事故で亡くなった・・・。それから半年たった。
ある日、空気がゆれコロコロと音がした。あばあちゃんは背筋を伸ばし中腰になり、耳を傾けた。だが、次に聞こえたのは階段のきしむ音。おばあちゃん、「やっぱり子供は母親のもとに行くものなのね・・・」(阿刀田 高、短編「茶色の音」)。
どんな形・姿であれ、戻ってきてほしいと願う夏だ。

明け方午前4時か5時か?昨夜壁一つ隔てた向こうの明りが消えた暗いカウンターで誰かが、肩を丸めて座ってる姿を感じて目が覚めた。・・・やっぱり、夢だったのかなぁ。
少しは涼しくなったでしょうか。甲子園再開まで、スンマセン暇なんで。