好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

ゴルファー ボビー・ジョーンズ

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今日からアメリカでゴルフの世界最高峰トーナメント「マスターズ」がオープンする。世間はタイガー・ウッズの久々の復帰戦で沸き立っている。それはそれで興奮はわかる。

ジョージア州オーガスタのゴルフ場で体の弱い息子の健康増進のため親父がゴルフプレーにその息子を一緒に連れて歩いていた。いろんな人のゴルフのスイングの人真似が得意な少年がいつの間にか腕を上げ、20代に入る頃にはプロに混じってメジャー大会でも優勝するようになった。
一度、イギリスのセントアンドリュース全英オープンの試合中に調子が悪かったのか途中ホールでボールをピックアップしたことがある。投げ出した、棄権だ。ほとんどのメジャー大会を制した後、弁護士業に集中するためにゴルフを辞めるつもりでいたが、その全英オープンだけが取れず、また途中投げ出したことが唯一の心残りだった。それを取ってからきっぱり辞めると誓った。その年、全英オープンを含めて4大メジャー大会を全て制した。「グランドスラム」という言葉がそこから生まれた。引退して弁護士業に専念してるとき数年後久しぶりに訪れたセントアンドリュースで友人とプレーを楽しんでるとき、それを聞きつけたセントアンドリュースの住人たちが何千人と集まってきた。「お帰りなさい!」とのボードをかかげて。
引退後、「マスターズ・トーナメント」を創設、その舞台となる「オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ」のゴルフ場の設計にも加わった。「ゴルフ殿堂」が設立され殿堂入り第一号になった。生涯アマチュアを通した。彼の名は、救聖ボビー・ジョーンズ(1,902年生まれ)。写真は14歳の頃の写真。
オーガスタのマスターズが近づくと、真っ先に彼のことを思い出す。
この舞台で、今年は、タイガーや石川遼君がプレーする。日本時間の朝5時からのTV放映はきついけどね。